立教女学院・聖マーガレット礼拝堂見学会&パイプオルガンコンサート

杉並たてもの応援団が主催する「立教女学院聖マーガレット礼拝堂見学とパイプオルガンの演奏を楽しむ会」に参加してきました。

エリアとしては、西荻でなく久我山、駅では三鷹台ですが、実は地図範囲が少し広がった今年度版の「西荻まち歩きマップ」(発行=西荻案内所)では、左下にほんの少しだけ立教女学院が入っているんです。地図に載っているからにはいつか入ってみたいと思いつつ、そこは男子禁制の女学校。なかなかチャンスを得られずにいました。そんな時にお声がけをいただいたのが今回の催し。登録文化財の聖マーガレット礼拝堂が見学できるだけでなく、パイプオルガンの演奏会つきとは!

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聖マーガレット礼拝堂は、同じく登録文化財となっている東京女子大学の建築群とほぼ同時期の建築。関東大震災後に築地からこの地に移転してきました。建築設計などの特殊技術をもちながら布教も行う「ミッション・アーキテクト」と呼ばれる宣教師のひとり、バーガミニという建築家によって設計されました。

派手さを抑えたロマネスク様式で、がっしりとコンクリートでつくられています。礼拝堂の中も見せていただきました。入ってまず、天井の太い木の梁が何本もあるのに目を奪われました。これは実は鉄の梁で、木材で覆っているのだそうです。

一つ一つを杉並たてもの応援団の方に解説していただきましたが、学校でなおかつ宗教施設という場所柄もあってか、意匠の一つ一つにいたるまで、いろいろな思いや物語がつまっているのですね。

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こちらは正面入口のレリーフなのですが、モルタルなどではなくコンクリートです。まず実寸の設計図を書き、それを元に木彫の型枠を作って、そこにコンクリートを流し込んで作ったというのですから驚きました。途方もない時間と技術がここに費やされています。

そして礼拝堂にそびえる巨大なパイプオルガン。わりと最近に作られた(パイプオルガンは「建造」というのだそうです!)ものですが、当時の経緯などについて、演奏の前にオルガニストの岩崎真実子さん(立教女学院の卒業生)がお話をしてくださいました。意匠の葡萄の蔓、ストップ(音色のスイッチ)の数と同じ43羽の鳥の浮き彫り(さまざまな「さえずり」のイメージがありそうです)。女学生の高い声に合うように調整された音色など、たくさんの女学生たちの思い出がつまっているこの空間の雰囲気を壊さぬよう、細心の注意を払って建造された巨大なオルガン。その音色にも心奪われました。

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岩崎さんが演奏したのはバッハのいくつかのオルガン曲。「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」は有名な曲なので、私も知っていました。スウィングル・シンガーズのバッハ曲集に入っていましたし。生のパイプオルガン演奏を聞くのは初めてでしたが、迫力に圧倒されました。「目覚めよと〜」のフレーズ2回目、元曲でテノールが入ってくるところは、おごそかにじわりと入ってくるもんだと思い込んでいたのですが、パイプオルガンは音量の調節をする楽器ではないので、ものすごいでかい音で入るんですね。「目を覚ませ」という物見の声の迫力が伝わってきました。かつて布教の時、オルガンの音色は重要な要素だったと言います。その音に魅せられ入信した人もたくさんいたのでしょうね。

ところで、東京女子大学の礼拝堂にも巨大なパイプオルガンがあります。これだけの至近距離で2つのパイプオルガンとは! 西荻おそるべし。立教女学院は西荻とはいえないかもですが^^;

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