体験・夏越の祓2018(18.06.30)

6月30日は 夏越の祓 。井草八幡宮に行ってきました。大祓をかいつまんで言うと、半年間の罪業や穢れを浄化して、あと半年をスッキリ乗り切ろう、というものであります。お祓いすれば赦されるだなんて、悪さをしていることを自覚している人に都合がいい内容だなあ、と一瞬思いましたが、神主さんは「知らず知らずのうちにやってしまった罪」とおっしゃっていました。つまりわかっててやってるような悪いことはやっぱりダメということ。神様はそこまで赦してはくれません。人は生きているうちに日々小さな罪を重ねている、ということらしい。

夏越の祓

会場となる井草八幡宮にたどりつくとすでに、知らず知らずのうちに罪を重ねていることに自覚的な老若男女が集っていました。神職の方から大祓詞の書かれた紙と、人形と切麻(きりぬさ:紙吹雪的なもの)が入った封筒を受け取り、笹竹の結界の後ろにつくられた席に座ります。

大祓詞と大祓人形

まず大祓詞から。大祓のときの特別な祝詞です。すべてにルビがふってあって、宮司さんに合わせて読み上げていくだけなのですが、複雑ないいまわし、重ねた表現や対比などが網目のようになっている文面で、思わず舌をかみそうになります。

後半は祓いを司る四柱の神様の名前が出てきます。この四神は華麗なパス回しで罪や穢を消していきます。瀬織津比売(せおりつひめ)が罪や穢を海に流し、速開都比売(はやあきつひめ) がそれを海底で飲み込み、気吹戸主(いぶきどぬし) が息吹を放って、最後に速佐須良比売(はやさすらひめ) がもろもろの禍事・罪・穢れをさすらって失います。最後の神様はさすらうのが仕事ってのが個人的にインパクト大……(Wikipediaを参考にしました)

儀式は大祓詞のあと、四方への拝礼(東西南北じゃなくって北東・南東・南西・北西でした)をし、そのあと布を裂く神事(初めて見ました。あとで調べましたが「裂布」というそうです)などが続きます。

裂布の儀式
静寂のなか、布の裂ける音が境内にひびく。

やがて、最初の封筒に入っていた切麻(きりぬさ)を出して肩から体にかけ、そのあと人形で体を拭いその人形に息を吹きかけます。これで人形に穢れが遷ったことに。

大祓人形

分身となった人形を封筒に戻すと神職の方がそれを回収します。その後どのようにするのかは知らないのですが、大祓詞四神の話にしたがうとすると、善福寺川に流すのでしょうか。

 

井草八幡宮の大祓には茅の輪くぐりはありません。そのかわり儀式の最後、参列者に小さな茅の輪を配布してくださいます。除災招福のお守りです。家に帰り袋をあけると、茅の草のいいにおいがしました。

茅の輪

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