(2014.11.24)「西荻婚展」が始まりました。

かがやき亭、「ていねいに、」、西荻案内所の3箇所で「西荻婚展」が始まりました。

そもそも「西荻婚」とはなんぞや、という方は、ひとまずこちらの記事をご参照ください。昨年の「日本経済新聞WEB刊」です。

「手しごと市」や「骨董好きまつり」でにぎわう築約90年にならんとする歴史ある建物「井荻會館」では、かつて地域の方の結婚披露宴がもよおされていたそうです。しかし地域のつながりが希薄になり、ブライダルが一つの産業として成立している現在、近所の人たちが総出で行うような昔ながらの結婚披露宴はいつしかなくなってしまいました。雑誌やネットで式場を選び、海外の教会で式をあげることはごく当たり前のことです。

でももしかしたら、西荻でならまた昔ながらの結婚式できるんじゃないか。……格天井の井荻會館・大広間に、ごちそうの御膳が並び、金屏風の前に並ぶ花嫁花婿、そして花嫁行列も!……そんなイメージを、ノリのよい西荻の人々で共有し、ついに実現したのが「西荻婚」でした。もちろんブライダルプロデュースのプロもいません。全てが手探りでした。だからこだわりたい部分は厳密に、またある部分は西荻らしい「ゆるさ」で乗り切りました。そういう意味で厳密には「昔ながら」の結婚式ではないのですが、同じ地域に住む人が汗を流し祝うことで奇跡のような幸福な時間を共有するという、本質的な部分を実感することができました。

披露宴の様子

この日のために器やお祝いのゴージャスな熨斗を集めた骨董屋さん、自前の金屏風を貸し出し、式の余興として「高砂」を稽古して当日披露した商店会長さん、お祝いの料理を作ったチームのみなさん、行列を先導して婚礼箪笥を担ぎ、また行列の警備をしたみなさん、でっかい立て看板やことほぎの和歌をつくってくださった和菓子屋さん、滞りなく式を進める司会進行、花嫁をバックアップしたみなさん、二次会の準備をしたみなさん、最後に西荻案内音頭を踊ったみなさん。そしてもちろん主役のお二人も! プロアマ問わず西荻の力が結集しました。でもさすがに人力車屋さんは西荻ではみつかりませんでした(笑)。

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ともかく多くの方の力添えがあり、滞りなく式が済んでから1年経ちました。当時撮影された美しい写真を見て、みなさんに西荻婚の幸せな1日を体験していただきたいです

4人の写真家がこの西荻婚を撮影しました。雑誌などでも活躍する鍵岡龍門さんの光の捉え方、ポーランドのゾーシャ・ボブロウスカさんの対象への好奇心、報道写真家の小林健さんの伝えることへの意志、4✕5のカメラを操った寺尾祐一さんの緊張感とゆるさのバランスなどなど、それぞれの撮影者の視点の違いも興味深く、ただのブライダル写真とはまったくちがうところも大きな見どころとなっています。

なお、西荻案内所では写真のほか、その時につくったものや西荻オリジナルな引出物も展示しています。また「西荻婚展」に合わせて、「ことほぎのニシオギフト展」をやっています。おめでたいモチーフのグリーティングカードや、ぽち袋、楽しい西荻寶箱、西荻名物の「長寿珈琲」と「特撰銘茶」の豪華函装「ニシオギフト」セット(これは実際の西荻婚の時の引出物でした)、お祝いに最適な「すゞ途」の鈴入り陶器、play on wordsの手ぬぐい、「六貨」のオリジナルペイント注文受付など、贈り物探しにいかがですか。話題の絵本「おかめ列車嫁にいく」もありますよ。

(ちなみにこの日誌の写真は4人の写真家のものでもありません。合間をみて私が撮ったものです。ほかに発表する場所がなさそうなのでこちらで(笑))

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