西荻案内音頭は8月2日 西荻夕市@夢飯前・仲よし小路

今年もやって来ました、西荻案内音頭の夏!

8月2日日曜日18時00分〜18時30分
場所は西荻北の海南チキンライス夢飯前です。

今年もチャンキー松本はじめ、西荻在住ミュージシャンを中心とした「西荻オールスターズ」の生演奏でお送りします。西荻案内音頭ほか、数曲を用意しています。夕市でかき氷めぐりのあとは、西荻案内音頭で盛り上がろう! 

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振り付けをした橋本フサヨさん自ら踊る、踊りのお手本は下のYoutubeを御覧ください。当日も直前に練習タイムを設ける予定。

西荻の雑草を食べる会

別に「西荻の」である必要はないのですが。
先日、善福寺公園で「7月7日に水辺で乾杯」の会というのがありまして、そこに行きましたら、ある方が雑草でつくった料理を持ってきてくださいました。名前も知らぬ雑草のうまいこと! そんじょそこらに生えてるものが食べられる! この感動を分かち合いたいと思いました。

この方いわく、「もし東京に大地震が来たら、その時には野菜の流通が麻痺する。そしたらビタミン不足になるでしょ。その時に何を食べたらいいか? 雑草でしょう!」……なるほど! 雑草道を進む方の言葉には説得力があります。幸い先日、犬猫のお散歩ルートではなさそうな、雑草エリアを善福寺で発見。実はすでに、雑草をとりに入ってもいいか地主さんに交渉済み。あとは日取りを決めるだけです。今ならアカザという草がいっぱい生えてます。現在、雑草先生に打診中。

小平講演会「みこしプロジェクト」報告(2)

前回からの続きです。
小平での講演会は、西荻話はそこそこに「小平」について話す会なので、事前に小平をよく研究する必要が出てきました。それでまず主催者の方にお願いしたのが、「小平観光のガイドとして、私どもを案内してください」ということでした。小平市、なかなかに広くその全容はつかみづらいです。馴染んでいる地元の方たちが案内することで、私たちは効率よく小平を知ることができるし、また現在、地元民がどのようなものを地域資源として捉えていらっしゃるかもわかるのです。それと、これは私の経験にも基づくのですが、案内人となるとやっぱり、事前に勉強をしておかないといけないし、どんなところを案内すれば喜んでもらえるのかをよくよく考えることになりますから、必然的に地元を見る目もシビアになります。というわけで小平観光ガイドを快諾していただき、今回の講演会となったわけです。

「小平観光」の集合場所は花小金井駅。上石神井からわずか20分弱です。「小平なのに小金井?」と即座に思いましたが、ここは小平市の東端。先に言ってしまうと、小平はいろんなところで名前を侵食されているという特徴があります。西端の駅は東大和市駅(駅はぎりぎりでいちおう東大和市内にあるそうですが)。まちを縦横に走る街道は、府中街道、立川街道、青梅街道、小金井街道に新小金井街道。西武新宿線はまあ仕方ないとしても国分寺線、多摩湖線、拝島線。そして小平市民が誇る超高額会員権の名門ゴルフコースは、小平にあるのに小金井カントリー倶楽部。この現象の理由については、のちほど考察することとします。

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観光というぐらいだからまずは名所を見なければですね。茅葺屋根が美しい海岸寺(上写真)を経て、鈴木遺跡資料館へ。40年ほど前に古石神井川源流域で見つかった旧石器時代の遺跡。出土品には、世界史を覆す約3万年前の局部磨製石斧があります。旧石器時代なのに磨製石器とはこれいかに。実は関東のあちこちで見つかっているそうです。別に「だから日本はすごい!」というわけではないのですが、鈴木遺跡は現在も発掘中。今後の大発見に期待です。資料館は簡素な建物なので穴場感オーラがすごかったのですが、今後大化けの可能性ありです(下写真:笑顔で迎えてくれた資料館の担当さん)。

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いかにも観光地っぽい佇まいの小平ふるさと村は多摩湖自転車道(狭山・境緑道)沿いにある古民家園。そこから緑道に入って小平駅方面へ。途中のカフェラグラスもいいところです。この緑道は、実は井の頭通りにつながっています。井の頭通りがかつて「水道道路」と呼ばれていたゆえんですね。多摩湖から杉並和田堀まで、水を引っ張っていたルートが道路になっていて、小平あたりでは自転車専用道路となっています。小平市ではこの緑道と玉川上水、野火止用水を「グリーンロード」と名づけているのですが、全長20キロですから、一周するのはなかなか大変。

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小平の名物に「丸ポスト」というのがあります。「小平市内は全国で一番、丸ポストが残っている」ということだそうで、小平駅前にも「日本一巨大な丸ポスト」が(上写真)。たしかにインパクトはありますが、なんとも無理矢理な感じが否めないのも事実。でもせっかくだから郵便にまつわるイベントをもっとやるとか、郵趣クラスタな人を巻き込むスタンスがあってもいいかもしれませんね。

それから、「ブルーベリー発祥の地」というのもだいぶ推していて、ブルーベリーを使ったお菓子「菓夢果夢」などもおいしいです。正直まったく知りませんでした。

それから直売野菜みのり村という体験農園では、今川の農芸高校でも教鞭を執ったことがあるという方が野菜作りの指導にあたっていて、縁を感じました。青梅街道駅前にも農協の大型直売所があり、旅先気分が味わえます。

うどんもあります。私たちはうどん好きなので、2回行って2回ともうどんを食べましたが、どちらも武蔵野うどんの中でも細めの麺でした。細麺が小平の傾向なのでしょうか。下写真はふるさと村にほど近い平作うどん

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さて、場所の話に戻りましょう。小平市民が、知っているけどあまり行かない場所を2つ。ひとつは鷹の台駅が最寄りの「ふれあい下水道館」。玉川上水のそばなので、上水から下水への急展開です。最近「暗渠マニアック!」という本を出したわれらが松庵川調査隊長・吉村生さんに、この施設について事前に聞いたところ、「行ったことあるけど……こわかった!」という意外な反応。下水好きの吉村さんをして「こわい」と言わせるこの施設、ただものではない予感……。展示室入り口もシュールです。

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グリーンロードをはじめとして「水辺のうるおい」推しの小平、ぐるぐると「観光」してわかってきたのは、実はむしろ全然水がない、ということです。かつては人の住まない荒野だったといいます。よく言えばカラッとさわやか。ほぼ天然河川がなく、江戸時代の新田開発で人工の水路をはりめぐらすことで開拓されてきました。この「開拓精神」というのは小平市の市民憲章にも盛り込まれている超重要語句なのですが、それについてはのちほど。
さて、ふれあい下水道館、下水道の歴史だけじゃなく、小平の水路開発の歴史なども知ることができます。そしてここの展示の目玉は、その名の通り下水道とふれあえる!こと。なんと実際の下水管のなかに入ることができるのです。地層標本のある階段をひたすら降りた地下5Fが「ふれあい体験室」。おそるおそる入ると、これは!……遥か先まで続く巨大地下パイプの暗闇に吸い込まれそうな錯覚を覚え、「ここは人の来るところではない」という動物的直感を即座に感じて、ほんの3秒ほどしかその場所にいられませんでした。私たちの営みを地下で支えるものを目の当たりにして、かなりのショックを受けましたが、それでも行ってよかったと思いますし、みなさんもぜひ一度は行くべき。すごい施設です。下写真は体験コーナーへの入り口。この先が下水管内につながっています。ものものしい扉と非常ベル。

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もうひとつの小平市民があまり行かない場所が「平櫛田中彫刻美術館」。木彫のアーティスト平櫛田中(ひらくし・でんちゅう)は97歳の時から小平に住み、作品制作を行いました。その家とアトリエに美術館が併設されています。正直侮っていました。地元の方も侮っていると思います。ともかく現物を見にいったほうがいいです。作品も力強さがあるものからかわいいものまで多種多様。正直、ひとつほしくなりました。作品はムリなので田中さんの座右の銘絵ハガキをおもわず買ってしまいました。「いまやらねばいつできるわしがやらねばたれがやる」(98歳の時の言葉)は、西荻のコーヒー翁・安藤さんにも通じるパワフルさ。全てに通じる覚悟がみなぎっています。107歳で亡くなった時には、30年先まで作品制作できる量の材木があったといいます。

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そうそう、一つ忘れてました。小平は学校の街。武蔵野美術大学、津田塾大学あたりが有名ですが、一橋学園駅周辺には、一橋大学のみならず、国土交通大学校、警察学校、陸自小平駐屯地小平学校などがあり、ちょっと特殊な学園都市事情が発達しています。それはとんかつ屋のとなりにとんかつ屋があるような、「ハイカロリー商店街」を形成していて、周辺は「盛りがすごい」のが特徴。食べ盛り男子の街なのです。案内所でお世話になっている津田塾の先生も同じことを言ってました。市が発行している小平観光マップ(西荻案内所に少し在庫ありますよ)は小平市全体の地図なのですが、もっとミクロなエリアで、たとえば学生街グルメにしぼってマップをつくるとかやったら人気がでるんじゃないかなあ。

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ほかにもこもれびの足湯都立薬用植物園なかまちテラス、個人宅の庭巡りができる「オープンガーデン」などいろいろあるのですが、長くなるのであと一つだけにしておきます。小川は新田開発をした小川九郎兵衛にちなんだ地名なのですが、その墓のある小川寺(しょうせんじ)周辺は、小平の歴史をぎゅぎゅっとコンパクトにまとめた魅力的なエリア。江戸時代から変わらぬであろう小川用水の流れ(上写真)、青梅街道に並ぶケヤキのある屋敷林など、きっと地元の人にはどうということのない風景でしょうが、街道の雰囲気があり、見どころが多いです。

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そんな感じで巡ってきた「小平観光」、その可能性について以下のようにまとめてみました。

まとめ1 充実の無料施設
小平ふるさと村、ふれあい下水道館、薬用植物園、足湯などなど、無料施設の充実がすごいです。サービスが多い。そしてなんとも真面目。小平市民の人となりを感じます。そういえば、玉川上水も狭山境緑道も、ごみひとつおちてなかったんだよなあ。

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まとめ2 3つの「路」
水路・線路・道路です。上の文ではほとんど水路にしか触れていませんが、小平市周辺の鉄道路線図は複雑怪奇。さほど大きくもないエリアなのにたくさん駅があって、同じ会社の鉄道なのに乗り換えがうまくなかったり、地元の人が間違えるほどにややこしい。JR武蔵野線の新小平駅も変なところにあるし。この連携の悪さはそもそも線路ごとに別会社だったのを、あとから西武系が統一したことが原因。この乗換の悪さを逆手に取って、鉄道マニアがよだれを垂らすようなアイデアが出てきそうな可能性があるんじゃないかしら……。鉄道乗りこなしだけでなにかイベントができそうです。道路網も実は充実していて、「街道」と名のつく道がこんなに多いのも珍しいんじゃないでしょうか。この3つの「路」で遊ぶことが、小平の楽しみ方の軸になるんじゃないかなあと思います。

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まとめ3 カラッとさわやか
前述のとおり、小平は乾いた土地柄。だからこそ水辺はオアシス。今回行って思ったことです。その乾きゆえに水路が発達し、少ない水をわかちあう「開拓精神」が育まれ(「開拓精神」とは、切り拓いていくたくましさをイメージしていましたが、そういう意味だけではないのです)、それが冒頭の、名前を侵食されても気にしない「謙虚さ」につながってるんじゃないかと想像します。ごはんの盛りのよさも開拓精神のあらわれかも?

その他:
1回目の時に、小平の鉄道乗りこなしは初心者にはムリ!と悟ったので、2回目に行った時にはレンタル自転車を借りることにしました。ネットで調べるとわずか1軒、民間の自転車屋がやっているのみ。自転車専用道があるくらい自転車にやさしい小平。ぜひぜひ、レンタサイクルの整備をしてほしいです。下は名前だけで気になって行ってみた酒蔵児童公園。普通の公園です。脇に小川用水が流れています。

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ほか、各種ツアーの提案など、思いつくままにあれこれ話しました。はたして参考になったかどうか。
この日の翌日、講演会にもいらっしゃったという小平市産業振興課の方が、日曜日にもかかわらずわざわざ西荻案内所までいらっしゃいました。うれしかったです。その熱意と真面目さ、まさに小平イズムだよな〜と思いました。

やけに長文になってしまいましたが、これでもだいぶ端折りました。小平ガイド本の一冊くらいはつくれそうなイキオイ。こちらも学びの多い時を過ごすことが出来ました。

最後に、講演前に青梅街道駅前にある「とまと」というサンドイッチ専門店で腹ごしらえしたのですが、めちゃうまかったです。

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小平講演会「みこしプロジェクト」報告(1)

さる7月4日(土)、西武多摩湖線の一橋学園駅と青梅街道駅のちょうど間くらいにある小平市福祉会館というところで、NPO法人小平市民活動ネットワークが主催する「みこしプロジェクト」の3連続セミナーの第1弾ということで、西荻案内所として講演をして参りました。

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会場セッティングをしている間に来場者の声が聞こえてきました。「西荻のお話ばっかりだったら嫌よねえ」。そりゃ自分の知らない土地の話なんて興味ないですもんねえ。特に今回は「こだいらって〜気付かなかったすむまちの魅力 発見〜」というタイトルでわかるように、お話の中心はあくまで小平。つまり今回は、西荻の話はほどほどに、小平の魅力についてお話をするという趣旨。西荻でおもしろそうなことをやってる人が、小平ならどのへんをおもしろがるのか、ということです。
なにか全く新しいものをつくるのではなく、おもしろいものはすでに存在していて、それをちゃんと発見・評価して共有していくというのが、私どもが西荻でやってきたこと。小平だったらどんな地域資源が見いだせるのか、わくわくですが、なにしろこれまでほとんど気にしたことがなかった場所。西荻活動の傍らで、約ひと月ほど、小平の研究に勤しむことになりました。来所の人が小平に関係ありそうだったら、小平のオススメを教えてもらったりなど。

なお、今回の講演までには、以下の流れがありました。

1)小平観光1(ガイドツアー)

主催者が自らガイドとなって、小平を案内していただきました。地元をよく知る方や行政サイドが現在捉えている小平地域資源のイメージを把握。

2)小平観光2(フリープラン)

ガイドツアーをふまえ、私どもが自ら計画を立て、興味のある場所に足を運びました。前回のツアーでフォローされなかった場所や、時間の都合で通過したところ、地図を見て気になる場所などをチェック。また、前回のツアーで発見したことなども再確認。

3)講演

ざっくり西荻活動の説明をしたあと、プロジェクターで写真を投影しながら、ガイドツアーの小平観光1を軸にフリープランの小平観光2で得たものを補足しながらふりかえりました。後半は、この2度のツアーで得た小平の特徴や、それを活かしたアイデアなどを披露しました。

というわけで、次回の「西荻案内所日誌」では、せっかく小平のことを調べたので、忘れないうちにこの時の講演内容について、ちょっとまとめをしようかなと思ってます。西荻の人には全く興味ないことかもしれませんが……(゚Д゚;)
(上の写真は「ふれあい下水道館」の展示、「小平の分水」。小平は水路のまちです)

つづく

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西荻樹木ツアー報告

梅雨明け前日の7月18日、「西荻樹木ツアー」を実施しました。

今回まわったコースは西荻北・善福寺方面。まずはトトロの樹(坂の上のけやき公園)からスタート。樹齢200年以上の大ケヤキ。伐採の危機をのりこえてみなさんの拠りどころになっているのはご存知のとおりです。

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今回のナビゲーターは浅井くにおさん。区議会議員なので、選挙ポスターなどで顔を見かけたこともあると思います。上の写真でグリーンのポロシャツを着ているのが浅井さん。信三郎帆布のバッグが似合ってます。「ひとりでも多く『みどり派』を増やしたい思いで活動をしている」とのこと。「みどり派」をふやして後世に伝えたい地域の財産をしっかり残す。なるほどだから保守の政党にいらっしゃるんですね。「この際、離党して『みどりの党』でもつくっちゃえばいいのに〜!」というこちらの冗談には、笑顔がちょっと引きつりぎみ……大変失礼しました〜(^^)

さて、杉並区には「保護樹木」という制度があります。貴重な庭木、サイズの大きい木については、「保護樹木」とし、その中でも特に貴重なものについては「特別保護樹木=貴重木」を指定しています。貴重木は杉並区内に現在約40本ほどです。浅井さんは元区職員。区役所時代は造園関連の担当で、この保護樹木制度制定に関して、中心的に携わった人でもあるのです。

トトロの樹はもちろん「貴重木」。トトロの樹は他の屋敷林のケヤキと違って、今日にいたるまであまり人の手が入らず、のびのびとしているのが特徴なのだそうです。たしかに、屋敷林のケヤキというのはまっすぐ上に伸びていくイメージなのですが、トトロの樹は幹が分かれて木陰が大きく広がっています。

そこから5分で井荻公園(どんぐり公園)。クヌギ林をぬけて、一般立ち入りできない野草園を外から見学。これはそもそも存在すら知らなかったです。盗掘防止の為、入ることができないようになっています。

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道すがら、区がおこなってきた自然観察や地域づくりの施策についてのお話も聞きました。こちらはマンホールではありません。杉並区が進めていた「知る区ロード」のルート指標。区内に4つあるコンセプト公園(はだしのオアシス、みみのオアシスなど)をコースにおりまぜながら、杉並区を知る散歩コースを区が制定していたのです。その名残りがこちら。浅草仕込みの天ぷらが美味しい地蔵坂の蕎麦屋「やぶ平」前にあります。真ん中のマークは通称「すぎ丸」。「いまじゃあすっかりバスの名前の方が有名だけどね。こっちが元祖。」と浅井さん。コースの方向を示しています。

さくら町会を歩きながら、樹木剪定の適正なタイミングや木を弱らす害虫などについての専門知識も披露。アメリカシロヒトリ、グンバイムシ、モンクロシャチホコなど、聞きなれない名前の虫たちが登場。そこで突然浅井さん、「本当は私、カメムシの研究をやりたかったんですよ」と一言。虫好きの浅井さんは、大学時代にカメムシの研究をしていて、そこから樹木にも興味を持っていったとのこと。人生どうなるかわかりません。

そこから善福寺公園へ。メタセコイアラクウショウの見分け方や、ユリノキの通称が「ハンテンボク」であること(葉が半纏の形をしているのです)など、より樹木に親しむためのヒントをいろいろ教えていただきました。
下池はずれのマンション敷地内にも「貴重木」があり、大家さんの許可を得て中に入らせてもらいました。

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こちらの大ケヤキも樹齢で200年くらいでしょうか。トトロの樹とは違って、まっすぐ太い幹の力強さが特徴です。
浅井さんがしきりに「まちしるべ」ということをおっしゃっていました。高木は地域の重要な目印であり、たとえばその木が遠くから見えてきただけで、「ああ帰ってきたなあ」と実感できるからこそ、その景観をしっかりと保護しなければならないということです。この大ケヤキもまさにそういう「まちしるべ」の一つなのだと思います。

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ここから再び善福寺公園にもどり、上池北の針葉樹のエリアへ。ラクウショウの気根がちょっと不思議なたたずまい。この気根に一番近い木がラクウショウなのかと思いきや、地域に珍しい水松(スイショウ)という木なのだそうです。たしかによく見ると葉の形がぜんぜん違う。

そこからは地主のMさんOさん宅の屋敷林をながめながら、木に囲まれたカフェ「Octave(オクターブ)」で休憩。ていねいなアイスコーヒーが美味でした。土曜のみの営業ですのでご注意を。

休憩後はゴール地点、青梅街道沿いの「山葉名(やんばな)いこいの森」へ。オリンピックとなりのこちら、つい最近オープンした市民緑地です。「山葉名」はここにあったお宅の屋号。「山の端」から来ているのだろうとのこと。実際にここが山だったのではなく、かつては森のことを山と呼んだのです。このような緑地になるまでの経緯や、そもそも市民緑地と公園の違い、今後の活用などについてのお話を聞きつつ、緑地内の木々を観察し、梅雨明け直前のツアーはここで終了。青空市みたいなものができるんじゃないかしらとイメージがふくらむ場所。今後どうなるか楽しみです。

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約3時間しゃべり続けの浅井さん、ありがとうございました。樹木についての専門知識はもちろん、区の樹木保護政策など、多角的な視野でお話ができるのは、浅井さんならでは。木や虫のこととなると本当に生き生きとお話をされていたのが印象的でした。

今回は積み残しがいろいろあります。たとえば東京女子大学の学内には珍しい木がたくさんありますが、時間の都合等で今回は割愛しました。また、荻窪八幡の道灌槇から今川エリア、そして西荻南・松庵方面もカバーできていません。案内所では今後も樹木ツアーを何度かおこなっていきたいなあと思ってます。

シリーズ「西荻窪の文学者の日記をよむ」中井英夫篇

西荻文学散歩の会のメンバーの皆さんとともに、シリーズ「西荻窪の文学者の日記をよむ」を始めることになりました。西荻で日々を過ごした作家たちの日記を読みながら、彼らの青春とともに「西荻の青春時代」にも思いを馳せる読書会となりそうです。
初回は7月18日(土)18時~スタート@西荻案内所。参加希望の方は西荻案内所(nishiogi@topaz.plala.or.jp)までご連絡ください。

以下、「西荻文学散歩の会」奥園さんよりのメッセージです。

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街の人々と交わりながら、日々の暮らしぶりや心中の思いをひそかに書きつづっていた、西荻窪の作家たち。
2015年、国家がこれまでの方針を大きく変えようとしているいま、彼らの日記から戦後の日本の成り立ちを知ることも、大切なことのように思われます。
このたび「シリーズ西荻窪の文学者の日記をよむ」をはじめます。
初回はまず、西荻南に住んだ幻想文学者・中井英夫を取り上げ、彼が西荻窪に住みはじめた昭和20年の日記を読んでみます。
今回ははじめて彼の日記を読む方にも興味をもっていただけるようなトピックを紹介します。
同時にこれから、どんな作家たちをとりあげ、どう読書会をすすめるかを話し合って決めてみたいと考えています。

お気軽にご参加ください。

奥園隆(西荻文学散歩の会)

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7.24 papernicaワークショップ開催

受付終了しました(7/7)

7月24日、紙で作る手のひらサイズのアコーディオン「papernica(ペパニカ)」をつくるワークショップを開催します。講師は岡田路子さん。10時と15時の2回開催で、参加料は材料費込みの3500円。

お申し込みは西荻案内所(nishiogi@topaz.plala.or.jp)まで。

案内所にサンプルがあります。小さくて可愛いですよ。参加人数に制限がありますので、お申し込みは早めにどうぞ〜。

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「西荻観光事典」明日から8月2日まで

西荻案内所としては2回目となる座・高円寺地下のGalleryアソビバでの展示。今回は「西荻観光事典」。「西荻観光手帖」の西荻トピックを、事典風に紹介する展示です。七夕の明日から、約一ヶ月間、8月2日まで開催。

開催前日の6日は、案内所を早仕舞いして座・高円寺に赴き、設営作業をいたしました。

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運転免許取得のため教習所に通っているチャンキー松本氏(文学者の似顔絵と樹木のイラストを担当)も、夕方の教習後に会場入り。数々の展示をこなしてきたチャンキーさん、パネルの設置はお手のものです。「善福寺公園の動植物」イラスト担当の尾崎さん、西荻建築観光のページでイラストと文章を担当した田村さんにも来ていただき、展示の準備を終えることができました。

「西荻観光手帖」をすでにお持ちの方には真新しい要素はあまりないのですが、観光手帖で使ってない写真を一枚だけ挿入したのと(上の写真のチャンキーさんが持ってるパネルです)、柳小路についての記述をすこし訂正しています。

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西荻のアイドル・ハローくんはともかく、仲通りのピンクの象も、西荻外の人は以外と知らないんですよね。この展示を機に、西荻外の人(特に高円寺の人)が、西荻に興味を持ってくださったらうれしいです。

なお、すでに告知しておりますが、11日から座・高円寺の1Fで始まる「本の楽市」で「西荻観光手帖」を購入することもできますので、高円寺の方、また、観劇にいらした方、阿波踊り練習中の方、ぜひこの機会にどうぞ。

(2015.07.02)植草甚一スクラップブック展

たまの休みを利用して、かねてより気になっていた世田谷文学館の「植草甚一 スクラップ・ブック」展に行ってきました。

京王線の芦花公園駅、いつもならササーッと自転車で行くところなのですが、今日はあいにくのビミョーな天気。荻窪から関東バスで芦花公園方面に行けるんですね。杉並区内の縦目に走るバス、あまり乗る機会がないのでプチ旅行を楽しんだ感じです。

展示のほうは、すさまじい文章量!というかメモの量! この人は生きてる間どれだけの文字を書いたんだろうか。書かれた文字から本人のエネルギッシュさがほとばしります。筆跡は人を表しますね。

原稿の展示もありましたが、こういう天才タイプの人は、ほんとうに訂正が少ないんですよね。私なんかはパソコンに向かってパチパチとうちこんだあと、パラグラフや単語の順番をちまちまと直してようやく、人様が読めるくらいに整うのですが、植草甚一然り、伊丹十三然り、原稿に淀みがない! どんなにがんばったって真似できないです。

モノや作品に対する態度、大変に感銘を受け、下の写真の通り、あれこれと教えていただいた気分です。

展示は7月5日まで、世田谷文学館(京王線芦花公園駅5分)。

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パネル展「西荻観光事典」7.7(Tue)-8.2(Sun)at 座・高円寺

ちょっとまぎらわしいですが、「西荻観光事典」という事典が出版されるわけではありませんよ。

西荻観光手帖」掲載のイラストや写真を中心に、西荻トピックを事典風パネルにまとめた展示「西荻観光事典」を、昨年秋の「西荻婚展」でお世話になった座・高円寺の地下2Fギャラリー「アソビバ」で開催することとなりました。

本日(木曜日)の西荻案内所は定休日ですが、パネル作成のために、高円寺に「出張」。全部で32枚の展示パネルをこしらえてきました。写真 2015-07-02 14 26 06

今回も気がつくと内職。どうもこういう作業が好きなんですね。出力もきれいです。ひと月の間、訪れる人が楽しんでくれますように。

今回の展示はイラスト推しなので、チラシのはがきに、イラストを描いた人の名前を入れました。

曽根愛
さくらいようへい
尾崎智美
ユカワアツコ
チャンキー松本
有田夏希
田村公一

一ヶ月間の展示です。もし高円寺にお立ち寄りの際には、ぜひご覧くださいませ。伊東豊雄の建築も楽しめますし、2Fのカフェ・アンリ・ファーブルもいいですよ〜。なお、7月11日(土)~26日(日)は1Fで恒例の「本の楽市」を開催しています。西荻からはにわとり文庫、信愛書店en=gawa、nanoが参加。こちらに西荻観光手帖を託す予定です。高円寺で「西荻観光手帖」が購入できるレアな機会、お見逃しなく!(「本の楽市」会期外は2Fの劇場事務室にて取扱)

「西荻観光事典」〜西荻観光手帖より
2015年7月7日(火)〜8月2日(日)
座・高円寺地下2FGalleryアソビバ

企画:NPO法人劇場創造ネットワーク
提携:西荻案内所
協力:西荻窪商店会連合会

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