西荻ドブエンナーレ

高四小のビオトープ

昭和10年代のこと。

高4の前には、幅2mのどぶ川、松庵川が流れていました。
コイ、フナ、ドジョウ、ザリガニなどが棲んでいたそうです。

ただし大雨が降るとたちまち水があふれて、
正門前の橋が流されたり、床下・床上浸水になったり、たらいに乗って学校に来ることも。

たらい
たらい通学

 

昭和20年代、30年代、このあたりのひとびとは、水害と水の汚染で困り続けました。

昭和46年、ようやっと、暗渠化工事が行われ、その工事で余ったコンクリート管を、高4がもらって、池にしました。
昭和51年、暗渠の上には植え込みがつくられて、高4のみんなで名前を考え、「そよかぜ通り」となりました。

小学校の中にある丸い池が見えますか?
あの池は、どぶと周辺のひとびとの記憶をつなぐ、希望の池なのです。

 

コイが泳ぐ丸池
現在もあります