西荻ドブエンナーレ

ゆるアスファルト暗渠

<ゆるアスファルトって?>

専門用語でも正式名称でもありません。
たんなる勝手な呼び名です。
西荻の暗渠を歩いていると、こういうボコボコした地面に出会うことがあります。

ゆるアスファルト暗渠
ゆるアスファルト暗渠

 

それは、むかし、こういうドブだったところを、アスファルトで埋めたから。

金太郎
ゆるアスファルトの正体

 

経年変化かなにかで、アスファルトがかつてのドブに渡してあった梁を、浮き上がらせているようです。
土木の専門的なことはなにもわからないけど、勝手に、アスファルトがゆるいからこうなったのかな、なんて思っています。
ボコボコ地面は、ドブの跡。
子どもたちがピョンピョン跳んだ、梁の跡。


<ゆるアスファルト暗渠カレー>

ゆるアスファルト暗渠をカレーで再現してみましょう。
材料:
A:にんにく、玉ねぎ、ひき肉、トマト缶、ひよこ豆、ヨーグルト、適当なスパイス、カレールー、塩、コショウ
B:白米、フライドポテト、とけるチーズ
以上、適量。
作り方:
Aの材料で、キーマカレーをつくります。好きな味に調整してください。
ここでもっとも大事なことは、カレーに漂わせる具の大きさです。
具は小さければ小さいほど清らかな流れ、固形物が大きいほど芥の多い流れということになります。
キーマカレーにしているのは、どんな形のドブでも再現しやすいためなので、大きめの石ころを流したいひとなどは、ジャガイモをごろごろさせても結構です。
次に、白米を成形します。
ちなみに、玄米や雑穀米をあわせることで、護岸の雰囲気が変わります。
皿の両脇にご飯を盛り、固めます。
そうしたらその隙間に、カレーを流し込みます。

水路カレー
今はなき景色に思いを馳せながら

 

自然な水路の姿ですね。
次は河川改修工事を行います。
Bのフライドポテトを適量、水路の両側と、上に渡す梁をイメージしながら配置します。

ハシゴ開渠
工事中。

 

だいぶ都市河川の装いになってきました。
昭和40年代以前は、このあたりの水路はこんな感じでした。
しばらく鑑賞したら、最後に蓋をかけましょう。
Bのとけるチーズを、ポテト部分を覆うようにかけてください。
余熱で溶けてこない場合には、トースターで少々過熱します。

できあがり
できあがり

 

はい、ゆるアスファルト暗渠カレーの出来上がり。