西荻まち歩きマップ 2017 〜変更点解説その2

西荻まち歩きマップ2017部分西荻案内所が作りはじめて、今年で5回目の 西荻まち歩きマップ 2017

まち歩きマップ小史

最初期(約20年前)は信愛書店さんが手がけ、10年前にはNPOの「西荻まちメディア」が、今の仕様に近い、歴史情報を加えたものに整えていき、2013年からは西荻案内所が現在の形にして、それからは大きな変更なく続いています。

まち歩きのためのマップ

Pは駐車場のマークそれでも例年、小さな変更というのはあるもの。あまり気づかれてないようなのでもう一度言っておくと、2年前の2015年版から、地図のところどころに黄色の「P」マークが入っています。これは駐車場の位置。なんだかんだと毎年増減するので、足で回って確認しています。あとはコンビニは目印としてわかりやすいので、なるべくいれるようにしています。ほかにもいろいろ要望はありますが、スッキリさせておくにはこんなもんかなとは思います。

掲載店のラインは、「日中にまち歩きをする人が使う」ことをイメージしてお声がけしています。いくつか呑み屋もあります。あそこが載ってない!……などとご指摘をいただくこともありますが、お声がけした店が全部載ってるわけではなくって、掲載料をいただいているものなので、載せるか載せないかはそれぞれのお店屋さんの判断。

というわけで、誰かに地図を渡したいけど、情報が足りないぜ!というときは、書き込みでカスタマイズするのを推奨します。

乙女ロードについて

乙女ロード記載がある過去の「西荻おわら風の舞」のちらし2016年版(昨年)をつくっているときにメールをいただきました。それは「乙女ロード」という道の名前について、不愉快だから載せるのはやめてほしいとの連絡でした。そもそも乙女ロードという名前は、フリーペーパー西荻丼が「おさんぽ特集」でこの道を紹介する時に一度キャッチとしてつかったものを、テレビ・雑誌が注目し取り上げたところから想定外に広がった、という経緯があり、そのころの西荻の雰囲気と「乙女」との相性がよかったのでしょう。ここ最近のトレンド「30代独身女子」にも通じます。一度は商店会イベントのポスターにも正式採用されてました(写真)。西荻の人はわかってるでしょうけど、実際行ってみるとオトメオトメした店はさほど多くないんですよね。ここで言う「乙女」の概念は、特定の年齢や性別を指すのではなく、「美しいものを追い求める姿勢」なのだ、と考えるようにしていました。

まあ最初に書いたフリーペーパーの人たちも池袋に別の意味の乙女ロードがあるなんて知りませんでした。そっちと混同されたくないという人もいる一方で、今もけっこう乙女ロードって言ってる人もいるし、年配の方が「乙女通り」って言ってるのも聞いたことあるし。道の名前があるのはなにかと便利なので、どうしたものかなと思って、今回の2017年版マップ製作の際に、掲載店にアンケートを取ることにしたんです。

けっきょく今回の地図では「旧府道」(旧東京府の道)だけを残しました。全体では乙女ロード、いいんじゃないの、どうでもいいですよ〜という意見がほとんどでしたが、中には強い嫌悪感を持ってらっしゃる方がいて、むむむ、これは無視できないな、と思った次第。最近では「おわら通り」と呼ぶのが推奨されているようです。年に一度「おわら風の舞」をやる道だからなのですが、その時期に掲示されるイベントポスター以外、恒久的な表示をどこにも見かけないので、こちらもひとまず採用せず。

旧府道から東に2本、「本橋通り」は、杉並区教育委員会発行の『杉並の通称地名』から情報を得て入れてるんだけど、あそこの道のバス停は「大和通り」だし、途中にあるお米屋さんは「横山通り店」だし、けっきょくどれを選んだらいいのか。「シネマ通り」って呼ぶ人もいまだにいます。

毎年、あれこれなやみながらつくっておりますよ。

One Thought to “西荻まち歩きマップ 2017 〜変更点解説その2

  1. […] のですが、最大で300ミリ×1000ミリはいけるようです。 まずはテストカットから。「西荻まち歩きマップ」発行時の受付をしてもらったり、地図のストックを置かせてもらったり、いつも […]

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