2月3日の節分の日、奉納「節分龜樂」が、「捏造伝統芸 龜樂展」開催中の西荻案内所でなごやかに挙行されました。
四代目の粋な計らいで、西荻案内所メンバーのことが「バリゴ節」の歌詞に取り入れられ、「〽手前の春より奥の秋だよ〜」は、筆者も大変感慨深いものがありました。
龜樂披露のあとはいよいよ豆まき。亀柄に塗られた落花生を紙でくるみ、そのおひねりを豆代わりにまきます。その時の掛け声は「福は内、鬼外」。「鬼は外」ではないのは、亀樂初代西尾政賢の故郷・福島の二本松での節分の掛け声に由来します。丹羽氏の支配下だった二本松では、「鬼は外」は「お丹羽外」につながると避けられたのです(ほぼ捏造の「龜樂」ですが、ときどき史実が混ざるのが龜樂展のおもしろいところです)。
豆入りおひねりは、それぞれおみくじになっています。私が拾ったものは「石亀」でした。しばらく南部せんべいなどは避けようと思います。ちなみに他には「大龜」「子龜」「末龜」「緑龜」「草龜」などがあるようです。案内所にまだ少しおみくじが残っていますので、ぜひ龜樂展にお越しの際には、ひとつ運だめしをしてみてはいかがでしょうか。