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2月3日奉納「節分龜樂」

2月3日の節分の日、奉納「節分龜樂」が、「捏造伝統芸 龜樂展」開催中の西荻案内所でなごやかに挙行されました。 IMG_1742 四代目龜樂家元・西尾賢氏による法螺吹きのあと、たまゆら稲荷神社から久しぶりの西荻帰還となった明日香弁財天の前で、抱腹絶倒の祝詞が読み上げられ、古式に則った作法(二拍手一デコ)での拝礼ののち、龜樂の奉納として「おきんたま踊り」や、南京豆すだれからの「バリゴ節」などが披露されました。

四代目の粋な計らいで、西荻案内所メンバーのことが「バリゴ節」の歌詞に取り入れられ、「〽手前の春より奥の秋だよ〜」は、筆者も大変感慨深いものがありました。

龜樂披露のあとはいよいよ豆まき。亀柄に塗られた落花生を紙でくるみ、そのおひねりを豆代わりにまきます。その時の掛け声は「福は内、鬼外」。「鬼は外」ではないのは、亀樂初代西尾政賢の故郷・福島の二本松での節分の掛け声に由来します。丹羽氏の支配下だった二本松では、「鬼は外」は「お丹羽外」につながると避けられたのです(ほぼ捏造の「龜樂」ですが、ときどき史実が混ざるのが龜樂展のおもしろいところです)。

豆入りおひねりは、それぞれおみくじになっています。私が拾ったものは「石亀」でした。しばらく南部せんべいなどは避けようと思います。ちなみに他には「大龜」「子龜」「末龜」「緑龜」「草龜」などがあるようです。案内所にまだ少しおみくじが残っていますので、ぜひ龜樂展にお越しの際には、ひとつ運だめしをしてみてはいかがでしょうか。 8日19時からは、「捏造伝統芸 龜樂展」のラストを飾る「龜樂ライブ」です。伝統芸としてはたしかに「捏造」でありますが、まごうことなき「本物の藝」。今回の奉納節分龜樂の作り込みの細やかさもすごかったので、8日のライブも超期待です。是非一度、龜樂の世界に足をお運びください。あったかい「玉子巾着おでん」(略してたまきんおでん)を用意してお待ちしております。

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