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5・11東京女子大で「特別講義」

tonjo

さる5月11日、大学で「講義」をしました! 東京女子大学言語科学専攻の新入生約100人のみなさんに、これから通う西荻にもっと親しんでもらおうという試みです。まずはみなさんがあらかじめやっておいたちょっとした課題を発表し、そのあと西荻案内所の活動について説明をしました。

新入生のみなさんにやっていただいたのは、一種の連想ゲームのようなものです。まず、西荻で気になったものを見つけ、そのものの名前自体は避けつつ、3つのキーワードで説明するという課題。約50組が、それぞれどこかの店または場所に関するキーワードをこしらえました。これを壁に掲示し、まずはそこからいいキーワードを選んだチームを投票で決定。「いいキーワード」とは、なんだか気になることば、違和感のある組み合わせ、パッと聞いただけでは意味がいまひとつわからないけどひっかかるものなどでしょうか。

気になる5組が選ばれ、さらに先生が選んだ3組、チャンキー松本、奥秋圭がそれぞれ選んだ1組を加えた全部で10組が賞品獲得! さらに次のステップに進みます。

次のステップはキーワードの説明。3つのキーワードについて1分間で説明するのです。なぜこのキーワードを選んだのか、その店や場所の魅力などについてチームで説明をします。その中で一番ベストなプレゼンテーションをしたチームにも賞品あり。

なかなかどうして、東京女子大学は新入生もやっぱりまじめでしっかりしているのですよね。「ラプルミエプゥッス」がどういう意味なのかちゃんと調べてきたり、どことは言えませんが、ちょっと入りにくい感じの喫茶店に果敢にチャレンジしてきたり。その場所の魅力をどう簡潔に表現するか。ふだんの案内所の活動にも似た課題。こちらも勉強になりました。

それで後半は西荻案内所解説。普段の活動はもちろん、「西荻まち歩きマップ」「西荻観光手帖」などの印刷物、そのコンセプトなどについて、また「西荻婚」「西荻案内音頭」「夕市」などについても。もちろんまち歩きマップとチャサンポーマップは全員に配布です。

西荻にかぎらず、自分が関わる場所に興味を持つあるいは好きになることで、誰か他の人が愛着を持っている場所にも興味をもてるようになる、というようなお話をしました。特に最近ネットなんかですと、自分と違うからというだけで、リスペクトがないひどい言葉遣いをするような人たちが、まるで「市民権」を獲得しているかのような状況があります。反知性主義な電脳世界にとらわれず、大学という場所で広い視野を獲得してほしいなあと思います。

ともかく、これで全員がばっちり西荻好きに!……とはならないでしょうが、授業の後に吉祥寺に遊びに行っちゃう学生さんたちが、ときどき西荻のことを思い出してくれるようになったらいいな〜と思います。そして100人の中から3人くらい、西荻大好きっ子を「養成」できたら(笑)。まあなんにせよ、みなさんの4年間が充実したものであるように!

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