自転車通勤 のススメ
西荻窪〜都心への自転車ルート

新型コロナウイルス拡大防止のために、自宅からのテレワークに切り替えている人が増えていますが、その一方で、朝から満員電車に乗っている人もまだまだいます。でも密な電車、いろいろ心配ですよね。そこでオススメしたいのが 自転車通勤 。脱・満員電車ということで、西荻窪から都心部へ自転車で行くためのルートをいくつか案内します。雨さえ降らなければ快適。何回か通えば体力も付き、ルートに迷うこともなくなり、時間が短縮していきます。

自転車通勤 新宿方面/渋谷方面

まず最初は新宿ルートから。これは簡単。

自転車通勤

西荻窪駅からまずは線路沿いを荻窪駅まで行き、ラーメン二郎のところで青梅街道に合流。そのまま東にいけば新宿駅です。間違うことはありません。あえていうなら、新宿駅直前、損保ジャパン本社ビル北の交差点「新都心歩道橋下」は、ちゃんと進行方向左側を走っていないと渡ることができなくなります。

青梅街道に飽きてきたらちょっとたどってみたいのが、桃園川ルート。荻窪駅北口のNTTドコモとファミマの間を入って行くと、暗渠の遊歩道とクロスします。ここを右に入れば、桃園川暗渠です。ところどころ車止めなどもあります。暗渠愛好家の間で「ラビリンス」と称される阿佐ヶ谷の一角(通称「阿佐ヶ谷暗渠ラビリンス地帯」)は、川筋がおおまかに3本に分かれていて、それがゆるやかにカーブしているので、慣れないと現在位置や方角を見失います。楽しいです。桃園川は線路の南側に出ると緑道として整備されていますが、緑道は「自転車のご通行はご遠慮ください」とのこと。ここからは住宅街を抜け大久保通りに入るのもよし。

次に渋谷ルート

神明通りをひたすらまっすぐ行くと、大宮八幡宮の近くまで行くことができます。神明通りは江戸時代に作られた道で、かつては「北街道(きたけえどう)」(←武蔵野なまり)と呼ばれていました。大宮八幡宮の北参道だったともいわれています。この道を直進するとやがて左手に豊多摩高校が見えてきます。その先あたりで右折すると、井ノ頭通りに出ます。あとは井ノ頭通りに沿っていけば、渋谷・原宿方面に出られます。途中、大宮八幡宮に寄り道して、交通安全祈願・疫病退散祈願などするのもいいかもしれませんね。

要注意なのは神明通りの一方通行が途中で逆になること、それからなんといっても、井ノ頭通りの和田堀給水所周辺です。井ノ頭通りはそもそも、「水道道路」と呼ばれ、多摩湖から引っ張られた給水管が埋設されています。そのため、水道のほうが優先されていて道路は和田堀給水所をまるで城下町のように迂回します。京王線の踏切を越えたあたりのこのエリアだけ、道幅が狭くなっています。(直線化工事計画中)

そこを抜けた先は道が広がり、やがて右手に日本最大のイスラム寺院「東京ジャーミイ」が見えてきたら、渋谷はもうすぐ。

自転車通勤 池袋方面

渋谷・新宿に比べると池袋方面は直線ルートは難しいです。

自転車通勤

なぜルートが取りづらいかというと、西荻からだと、川筋や尾根筋を横切って行くことになります。もともと江戸・東京の交通ルートは、中心である江戸城/皇居から放射状に広がっています。そのルートは川や尾根に沿って整備されました。池袋方面には新宿方面における青梅街道のような道はありません。また渋谷方面のように、古道+水道道路のコンボによるミラクルな直線ルートもありません。よって、池袋はちょっと行きにくい。

わかりやすいのは、青梅街道の四面道交差点から、前の荻窪税務署があった日大二高通りに入り、早稲田通りに入って山手通りで左折というルートです。が、あまりおもしろみがない。大回りして千川通りも走りやすいです。いずれにせよ通行量が多くてアップダウンがある山手通りを通ることになります。
川や尾根筋のうねりを巧みに読みながら、最適化されたルートを独自に探求するのも東京西部の自転車乗りの愉しみといえます。慣れてきたらば、別ルートを開拓されるのがよいでしょう。

ちなみに他の場所へ行く場合でも、古道と水路は自転車で通りやすい場合が多いです。古地図を参照するのも◎。

自転車はもちろん西荻で購入

さて、最後にオススメ自転車の紹介。本気で自転車通勤をするのならば、自転車も買っちゃったほうがいいです。私は青梅街道にある小径自転車ファンの聖地「和田サイクル」で昨年、自転車を新調しました。前に乗ってたミニベロ(小径車)も12年前、西荻に引っ越してきた時に和田サイクルにて購入したもの。その自転車がいよいよ限界になって、和田さんに相談したら、これがいいよと勧めてくださいました。小径車ではないのに和田サイクルのイチオシ。たしかにすごく乗りやすい。

和田サイクル

このBREEZERというメーカーは最近流行りの「グラベルロード」が主力。グラベルロードというのは、ロードバイクなんだけど、タイヤが太くって安定感抜群、前後はディスクブレーキで雨に強く、でもマウンテンバイクより乗り心地が固くないのが特徴。一般的にグラベルロードはドロップハンドルですが、これは扱いやすいタイプのハンドルになってます。街乗りにいい。

メーカー創始者のジョー・ブリーズは、ゲイリー・フィッシャーやトム・リッチー(どちらもそのままブランド名になってます)とともに、初めてマウンテンバイクを作った人なのです。

ジョー・ブリーズはその後、競技バイクの開発はそこそこに、たまたま旅した日本で、アメリカにない自転車文化と出会います。それがママチャリ。質がよくて安くて、生活に根ざした実用品の自転車に感銘を受けたジョー・ブリーズは、アメリカでママチャリの製造に着手。BREEZERのママチャリは和田サイクルでも扱ってます。

たしかにママチャリですが、よくみるとスポーティーな変速機がついていたり。西荻から都心までくらいならこなせるのではないでしょうか。

和田サイクルの店員さんいわく「でも西荻あたりの街乗りなら、日本のママチャリで十分ですよ」とのこと。こういうクールさが和田サイクルのいいところです。

最後に

新型コロナウイルスの猛威はまだまだおさまる気配が見えません。これからどうなるのか不透明な中で、「おのれの足」となるものを手に入れ、ちょっと視点を変えて、このさい「東京」を見直してみるのはいかがでしょう、という提案でした。自動車や歩行者、交通ルールに注意しながら運転してください。もちろんSTAY HOMEに越したことはありません。

(本記事の地図はOpen Street Mapを元にしています)

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