西荻ドブエンナーレ

関根橋

この関根橋がかかる通りは「北銀座通り」です。杉並区ができるより前、まだ井荻村と呼ばれていたころ、地域の大きな区画整理に着手しました。東京がみるみる巨大化していくその頃、都市化の波は豊多摩郡の片田舎にも押し寄せていたのです。
大正11年に西荻窪駅が開業する前年、大正10年に北銀座通りができ、関根橋もその時にできたということになります。

ふだんはおだやかな善福寺川ですが、近年多くなったゲリラ豪雨に合うと、一気にその姿を変えます。護岸ぎりぎりまで水が来てしまうことも。 関根橋は交通量も多いですから、雨が降るとつい心配をしてしまいます。

いざ、というときのために、杉並区のハザードマップを見ておくことや、災害情報のメール配信、電話通報サービスに登録すること、「すぎナビ」アプリを活用することなど、情報取得にもいろいろな方法があります。

浸水予防や、避難行動もシミュレーションしてみることが大事。 また、下水道が雨水も家庭排水も一緒に集めて流す合流式なので、降雨が多くなると、家庭などの排水と一緒に川に流れることがあります。 大雨の時間はお風呂や洗濯など多量の排水を避けることが川の水量を増やさないことにつながるそう。ちょっとしたことでもできること、あるんですね。

関根橋
ある雨の日の善福寺川