ドブの思い出
戦後のこと。
このあたり(郵便局近辺)のドブは流れていて、松尾文具店のとなりが流路だったそうです。
もうひとつ、以前あったお蕎麦屋さん大松庵の一部と、郵便局の階段のところも、ドブでした。
蕎麦を茹でた排水も、そこを流れていました。
そんなふうにいくつかのドブがあって、合流していき、高4の前の通りでは全部が大合流!
もともとのドブは、お風呂とお勝手の水を流すだけだったので、汚くはなかったそうです。
このあたりに住んでいた子どもは、「1年生だからここまで。2年生になったらあそこまで」とまたいで遊んだり、
人を落とすいたずらをして怒られたり。
「五銭を落とした」なんていう思い出を持つ人もいます。
横山湯事件
風呂屋に課税するため
のぞき窓から女湯をジロジロ
とんだデバガメアプレ版
荻窪署直税課所得税係事務官、某、某、某。
浴場業者所得状態の均衡資料をするため、数軒選んで実態調査をすることとなった。
選ばれたのは横山湯、蔦の湯、秀の湯の三軒。
そのうち横山湯は大宮前、すなわち松庵川沿いであった。
3人のうち一名某は、髪洗いの数を調べると称して、のぞき穴から女風呂をのぞいて調査し、非難されるに至る。
客が気づき、「へんな男がのぞいている」と番台に注意したところ、 「税務署の人で・・・」という返答。
客が憤慨して交番に訴え出たのだった。
荻窪税務署はこの件について「それも職務熱心のあまりだった」と言ったとかなんとか。