まち歩きマップ小史
最初期(約20年前)は信愛書店さんが手がけ、10年前にはNPOの「西荻まちメディア」が、今の仕様に近い、歴史情報を加えたものに整えていき、2013年からは西荻案内所が現在の形にして、それからは大きな変更なく続いています。
まち歩きのためのマップ
掲載店のラインは、「日中にまち歩きをする人が使う」ことをイメージしてお声がけしています。いくつか呑み屋もあります。あそこが載ってない!……などとご指摘をいただくこともありますが、お声がけした店が全部載ってるわけではなくって、掲載料をいただいているものなので、載せるか載せないかはそれぞれのお店屋さんの判断。
というわけで、誰かに地図を渡したいけど、情報が足りないぜ!というときは、書き込みでカスタマイズするのを推奨します。
乙女ロードについて
まあ最初に書いたフリーペーパーの人たちも池袋に別の意味の乙女ロードがあるなんて知りませんでした。そっちと混同されたくないという人もいる一方で、今もけっこう乙女ロードって言ってる人もいるし、年配の方が「乙女通り」って言ってるのも聞いたことあるし。道の名前があるのはなにかと便利なので、どうしたものかなと思って、今回の2017年版マップ製作の際に、掲載店にアンケートを取ることにしたんです。
けっきょく今回の地図では「旧府道」(旧東京府の道)だけを残しました。全体では乙女ロード、いいんじゃないの、どうでもいいですよ〜という意見がほとんどでしたが、中には強い嫌悪感を持ってらっしゃる方がいて、むむむ、これは無視できないな、と思った次第。最近では「おわら通り」と呼ぶのが推奨されているようです。年に一度「おわら風の舞」をやる道だからなのですが、その時期に掲示されるイベントポスター以外、恒久的な表示をどこにも見かけないので、こちらもひとまず採用せず。
旧府道から東に2本、「本橋通り」は、杉並区教育委員会発行の『杉並の通称地名』から情報を得て入れてるんだけど、あそこの道のバス停は「大和通り」だし、途中にあるお米屋さんは「横山通り店」だし、けっきょくどれを選んだらいいのか。「シネマ通り」って呼ぶ人もいまだにいます。
毎年、あれこれなやみながらつくっておりますよ。