3月7日本日よりヨロコビtoではじまりました、「西荻自由研究展」。
昨年西荻ラバーズフェスのまち企画として、いろいろなお店でイラストレーターさんの作品展示を開催した「西荻24人のイラストレーターズ展」。1年を経て今年は14名のイラストレーターさんたちが再び集まったのですが、これがもう。西荻濃度がすごい!
例えば……
スソアキコさん。
『ほぼ日』の人気連載がマンガになった「スソアキコのひとり古墳部」では、日本中の古墳を訪ね、古墳はもちろんその風土や食べ物や環境を楽しんでいる人。
西荻では昨年のちょうど今頃、スソさんと西荻の縄文を訪ねるツアー開催。そのツアーの下見に出かけたことをzineにまとめています。(今回原画展示とともに、zine販売してますよー)
スソさんととも井草八幡宮収蔵の「顔面把手付釣手型土器(がんめんとってつきつりてがたどき)」を見学したときのワクワク感を思い出します。
それまでも公開の度毎に見に行ってたのですよ。「なんかきになる、面白い、カワイイ、神秘的…」なんて感じてました。が、スソさんが、ガラスケースのまわりをぐるぐる、メガネとったりかけたり、よくよく観察して、「蛇の顔かな、イノシシっぽくもありますね」「裏側のぐねぐねぐねっとしてるのは内臓でしょうね」「中に煤あとがあるんですよね」とか、つぶやくたびに、土器を作った古代人に迫っていくような臨場感があってドキドキ(土器だけに)したのです。この土器、火をともすことで生きてるもの、命という現象を表現してたのかも!!なんて妄想したり……。ますますこの土器が好きになったのです。
絵を描く人の目ってすごいなあ、対象に迫る鋭さと深さがあって、そしてそれをイラストレーションにすることで、私たちにもスソさんの目を通した世界を見せてくれてるんだなあ、って驚いたのでした。
スソさんのほかにも13人のイラストレーターズが西荻を独自の視点で切り取っています。ひとりひとり本当にそうきたか!とうなる展開で、見飽きないんだなー。
西荻の面白いところ、素敵なものがぎゅうっと詰まったこの展示、ぜひゆっくりスミズミまで味わって、西荻の魅力を再発見してくださいね。12日、日曜日まで。
11日土曜日17時~19時は鈴木勇介さんの似顔絵教室、12日日曜日13時~18時は堀口ミネオさんの紙工作ワークショップも開催されます。こちらもぜひ。