たまの休みを利用して、かねてより気になっていた世田谷文学館の「植草甚一 スクラップ・ブック」展に行ってきました。
京王線の芦花公園駅、いつもならササーッと自転車で行くところなのですが、今日はあいにくのビミョーな天気。荻窪から関東バスで芦花公園方面に行けるんですね。杉並区内の縦目に走るバス、あまり乗る機会がないのでプチ旅行を楽しんだ感じです。
展示のほうは、すさまじい文章量!というかメモの量! この人は生きてる間どれだけの文字を書いたんだろうか。書かれた文字から本人のエネルギッシュさがほとばしります。筆跡は人を表しますね。
原稿の展示もありましたが、こういう天才タイプの人は、ほんとうに訂正が少ないんですよね。私なんかはパソコンに向かってパチパチとうちこんだあと、パラグラフや単語の順番をちまちまと直してようやく、人様が読めるくらいに整うのですが、植草甚一然り、伊丹十三然り、原稿に淀みがない! どんなにがんばったって真似できないです。
モノや作品に対する態度、大変に感銘を受け、下の写真の通り、あれこれと教えていただいた気分です。
展示は7月5日まで、世田谷文学館(京王線芦花公園駅5分)。