ハンドパンのライブ行ってきた(18.02.27)

南口・旧府道にある古民家を改装した洋服屋さんTrès treの2Fにあるギャラリースペースで、ハンドパンのライブがあるというので行ってきました。

ハンドパンの演奏者はこの日20歳になる久保田リョウヘイさんです。ハンドパンというのはスチールパンを発展させた楽器で、キッチン用品のボールのようなものを組合わせてUFOというかカルメ焼きというか、そういう形にしたもので、たたく場所によって音階がちがい、なんとも神秘的な音が出ます。
本企画プロデュースの曽根幹さんとは、昨年12月に佐渡で行われた「ピンクの象会議」でご一緒した縁があり、佐渡の覆面アイドルユニット「婦人倶楽部」なども手がけている方。舞台衣裳などもしているTrès treさんとのご縁があって、こちらでのライブとなったそうです。

ハンドパンを聞くのは実は2回目。この音に最初に出会ったのは、静岡芸術劇場の「ふじのくに⇔せかい演劇祭」。何年か前にピッポ・デルボーノの『ヘンリー5世』が中止になって、急遽、世界的演出家ピーター・ブルック作品がやってくることになり、「ピーター・ブルック!これは必見だ!」と思って見に行ったのが、ハンドパン奏者と俳優さん1人のコンパクトな作品『WHY WHY』。わざわざ静岡へ新幹線でかけつけておきながら、あろうことかハンドパンの音のあまりの気持ちよさに客席で轟沈。寝てしまったのでした。いまとなっては、帰りの新幹線で飲んだしずおかコーラの味すら覚えていません。

私にとっては、静岡まで寝に行くという奇妙な体験の記憶とともにあるハンドパン。さて久保田さんの演奏はというと、思いもよらずポップで早めのテンポ。インドのタブラのようなベース音もでてくるし、このハンドパンという楽器でできることを、これまで磨いてきたテクニックでかなりのところまで引き出しているのだなあと、久保田さんの手の動きを半目で見ながら感心していました。今後の活躍に期待の新鋭ミュージシャンです。百聞は一見に如かず?なので、下のYoutubeをチェックしてみてくださいね。

小さなお店がライブを企画して店頭でやってるってこと、西荻でけっこうありますよね。街角から音楽が聞こえてくるのっていいよな〜って思います。

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