2022年 2月の西荻案内所文庫 は「お散歩」がテーマ

西荻南の「ことビル」1Fにあるnof coffee内に、「西荻案内所文庫」を設置しています。今日から設置本のラインナップを変更しました。

2月の西荻案内所文庫 、テーマは「お散歩」です。

2月の西荻案内所文庫

春がまちどおしいこの季節、近所でぶらぶらお散歩はいかが。
かわいい、おいしい、おもしろいから超マニアックまで、
まち散歩の先達が歩いてきた西荻は、さまざまな視点からの発見がたくさん。
そんな西荻のお散歩本や、まち散歩の手引になる本をご紹介します。



『高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪 物語が生まれた場所 〜本・映画・音楽・老舗・日々のこと〜』 中央線あるあるプロジェクト実行委員会

杉並区発行の小冊子ですが、レトロな小店を中心に何気なくかがやく愛おしいまちのあれこれをすくいあげたのは文筆家の甲斐みのりさん。甘味や喫茶を味わい、ぶらぶら本をさがして、かわいいお土産を誰かや自分のために。



『みちくさ3』菊池亜希子

まちを歩いて、ぐっと来るものを見つけたら、絵や文章にまとめて残してみるのもいいな、と思う1冊。人とつきあうように、いろんなまちとつきあうのも面白いかもしれないな。



『西荻Bonne』西荻ラバーズフェス実行委員会

2016年3月に西荻窪の地元有志で立ち上げた音楽フェスの際に発行されたクーポンブック。少し前の西荻窪がぎゅっと詰まっていて、試行錯誤してフェスを作っていった不思議な熱を思い出します。



『西荻夕市観光案内』西荻夕市実行委員会

2012〜2015年にときどき開催されていた夕市の企画「西荻観光ツアー」。普段着のまちを、あえて観光するようにあらためて歩いてみたら、わくわくするような出会いや発見がありました。そんなツアーのエッセンスをまとめた小冊子。



『西荻ビギナー』奥田雅子

西荻初心者が西荻に出会うマンガです。西荻生まれではない西荻住民はだれしも、最初は「西荻ビギナー」だったはず。一見ふつうのまちなみのなかにある、不思議なもの、おもしろいものに気づいた時の感じ、よ〜くわかります。



『杉並たてもの応援団が選ぶ まちかどの名建築』杉並たてもの応援団

杉並区内で、歴史ある建物の調査や保存、活用のサポートなどをしている団体「杉並たてもの応援団」が、杉並区内にある歴史建築のみどころなどを図や写真入りで解説したガイドブックです。



『中央線がなかったら見えてくる東京の古層』陣内秀信・三浦展

地図の東西にビシッと直線を描く中央線がなくなってみると、見えてくるのは、河川や尾根筋の街道を軸にして広がってきた、明治より前の人々の営み。not coffee前の神明通りも、江戸時代に拓かれた古道です。



『ヤバいビル』三浦展

60-70年代の建物には、ファサードやバルコニーなどに奇妙な躍動感のある「ヤバいビル」がたくさんあります。有名無名の建築家たちの遊び心を愛でる一冊。西荻窪駅北口の黄色いビルも登場。



暗渠の本 6冊

『地形を楽しむ 東京「暗渠」散歩』本田創
『はじめての暗渠散歩 水のない水辺をあるく』本田創 高山英男 吉村生 三土たつお
『暗渠マニアック!』吉村生×高山英男
『東京暗渠学』本田創
『暗渠パラダイス』吉村生 高山英男
『まち歩きが楽しくなる 水路上観察入門』吉村生 高山英男

すべての道は暗渠に通ず!? 暗渠とは蓋をされた川のことです。遊歩道として整備されていたり、裏道の路地として日常使いされたりしているその谷間をたどっていくと、いたるところに川があった頃の痕跡が見え隠れ。地形を愛でたり、歴史をたどったり、ふと川の痕跡を見つけたり、現在の利活用に気づいてなんだか愉快になったり。聞こえない川音に耳を澄ませながら、暗渠マニアたちは今日も行く。

参考:2014年の西荻暗渠探検レポート

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