西荻 に 宿泊 !〜 TASU TOCO が2部屋オープン

西荻窪の宿泊場所といえば、南口・こけし屋隣にあるデラフィーノか、西荻北のデーカーズホテルの2箇所がぱっと思いつきます。どちらも一人での利用もOKなんだけど、基本的にはカップル向けの設定。あとはairbnbのお部屋がいくつか。あまり選択肢がないのです。

そんな西荻に新たな宿泊施設がオープンしました。北口に元々あるairbnb「+床 TASU TOCO 」(タスカフェの上の階です)が、別の場所にさらに2部屋つくったのです。ちょっと見学してきました。

TASU TOCO

apartment hotel TASU TOCO

ホテル」と名乗るのにはいろいろ条件を揃えないとダメなのだそうです。その条件をクリアして西荻北の某所(場所は宿泊者にのみお知らせ)にできたのがアパートメントホテル・タストコ304号室と305号室。ホストの岩間さんにお話を聞いてきました。

岩間さん
岩間さん

「すでにオープンしていた駅近くの『タストコ』は、おかげさまで常連のお客さんでいつも予約が入っている状況なので、ずっと新たな場所を探していました。しかしやっぱり場所が出てこない。そもそも民泊不可のマンションは多いし、まずはそもそも不動産屋さんが理解してくれないと。場所探しが一番大変でした」と岩間さん。

岩間さんはもともと内装などをデザイン・設計するお仕事なので、ようやく場所が見つかったあとは、きっちり内装を仕上げています。それがもうオシャレなのです。ちょっとご紹介します。

Room 304

新しいTASU TOCOには2つの部屋があります。広い方が304号室。こちらは6人の宿泊が可能。洗濯機もあり、キッチンにはコンロが3つもついているのです。長期滞在、部屋で料理ができるのを想定したつくり。

西荻 宿泊 TASUTOCO

ロフト状のベッドルームには、箱を積み重ねたような階段を上がっていきます。

西荻 宿泊 TASUTOCO

テーブルは足踏みミシンのフレームを活用していたり、レトロな水屋が置いてあったり、なんとなく、「アンティークの街・西荻」を感じる調度品。壁の絵はタスカフェにも飾ってある作家さんの作品。

西荻 宿泊 TASUTOCO

お風呂はいちばん工事に手がかかったんですって。きっちり塗られた壁が洞窟のようでもあり。

お風呂

Room 305

おとなりの305号室に行ってみましょう。入り口からしてカッコイイ。外なのです。305号室

305号室は4名までの宿泊が可能。ベッドとロフト。

西荻 宿泊 TASUTOCO

設備はほぼ304号室に準じますが、コンロがIHだったりと、少しだけ簡易仕様になってます。夜の西荻(の飲食店)をエンジョイするならこっちのお部屋のほうがよいかも。外に見える西荻の風景がまたよいのですが、勘のいい人には場所がわかっちゃうので、白く飛ばしてます。ヌケ感がよいです。住みたい。

シャワー

305号室はお風呂でなくってシャワールームがついてます。ノズルがいっぱいついてるんですけど、これはいったい⁉ 泊まった人だけのお楽しみ。

そして305号室最大のインパクトはこの壁。

鉄筋がむき出しになってるコンクリ壁がワイルド。こちら、ビル自体の壁なのだそう。雰囲気がよいのでそのままにしたんですって。岩間さんのデザインは、ミニマルな構成の中におのずとあらわれてくるノイズのようなものを、きっちりと掴んで生かしていく感じ。見習いたいです。304・305どちらのお部屋にも唯一無二の特別感があるのがよいです。

どうやって泊まるのか

気になるのはお部屋の予約方法。現在、airbnbのサイトからのみ予約が可能です。それぞれのURLが下にありますので、料金や宿泊プラン、規定についてはそちらをご覧ください。現在は3泊以上で予約が可能。宿泊は2人目から安くなるなど、ちゃんとチェックするとけっこうリーズナブルなのがわかります。長期の東京滞在の人はぜひ選択肢に入れてみては。西荻に帰ってくる感じを味わってもらいたいな。あちこちの旨い店であれこれ食べ、南口の飲食店街でちょっと一杯、そのあと歩いて帰るだけ、もう電車には乗らなくてよいのです。なお、宿泊する人には、ホストの岩間さんから「西荻のオススメリスト」が貰えるそう(英語版あり)。

参考:airbnbサイトへのリンク

304号室

305号室

 

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