記して起きて変わる 2018−2019

2019年は 己亥年

 

2019年がスタートしました。今年の干支は 己亥年 (つちのとい)。十干では土の気の「弟」なので「つちのと」。ところで、十干十二支だから還暦は10×12で120年じゃないの? なんで60年?……と、素朴な疑問を持ってしまったのですが、どっちも偶数だから、戊亥(つちのえい)というのは存在しないのですね。気づくのに3日くらいかかりました。

農事暦

さて、己亥。いつもおなじみ今川の農協でゲットした「農事暦」を開いてみます。「2019年 世相を占う」コーナーによると、「つちのと」はもちろん土の象意なので、土砂災害に注意。土に関するいいこと悪いことがある、というのがまずひとつ。農事暦はここからがいつも面白いのです。は、「記」「起」という意味合いにつながっていきます。去年の戊(つちのえ)は茂だったことからして、文字の形や音が大切みたい。
記して起きるとはどういうことか。つまりなにかが動き出す前に、まず記すこと、つまり発言すること。マニフェストをかかげること。そういう年回りのようです。そして「」のほうはなにかというと、核から転じて「革」、つまり「変化」を示します。ちょっと強引な接続のような気もしつつ、それはさておき、2019年には元号が変わることも決まっているし、変化の年であるのは間違いなさそう。

 

2018年の西荻をふり返る

 

まずは2018年の西荻を振り返ります。

2018年最大の西荻の話題ってなんだったでしょうか。私がいちばん記憶に残るのは5月16日に発生した銀行強盗事件。あの日は朝からヘリが飛び交い、大変なさわぎでした。西武信用金庫の支店長さんが出勤時にバール(のようなもの)で襲われ、現金1450万円強奪、犯人は逃走。これには金融機関の関係者も驚きました。まわりが一方通行だらけの信金を狙うなんていうのは、逃走経路のことから考えても、これまでの常識ではありえなかった。道が広いよりも狭いほうが、街が安全になるというのがちょっと興味深いのですが、それはさておき、ニワカ探偵ぶると「西荻の一方通行に詳しい人の犯行でしょうこれは!」「犯人は近くにいる……!」などと思っていました。その後どうなったかはあまり報道されなかったので、「あの犯人どうなったの?」と今でも思ってる人がいるのではと思います。実は2週間後の6月4日に犯人は逮捕されました。西荻南在住の人ということで、これはニワカ探偵のプロファイリング通り。西荻にはいろんな人が住んでいるのだなあと思いましたよ。犯行前日に下見をしているところが防犯カメラに写っていて、そして犯行後、強奪した金をよりにもよって西武信金の口座に振り込んでいたのです。逮捕当時の記事にはたしか、強奪した1450万円が全部5000円札だったというのがあって(当時の該当記事が見つからないのですが)、それを強奪したところに預け入れに行ったら、そりゃバレるよなあ。もっとも、あちこちの防犯カメラに映りこんでいたので、5000円預け入れのことがなくとも目星はついていたようです。防犯カメラの設置が西荻では遅れていると聞いていましたが、それでも犯人検挙に十分な役割を果たしました。

3月、西荻ラバーズフェスが3回目にして最終回。2018年のフェスも盛り上がりました。大規模イベントを手弁当で維持するのは本当に大変なこと。実行委員会で突っ走ってきたみなさん、おつかれさまでした(報告記事はこちら)。
善福寺公園下池側の水路が改修され、「遅野井川親水施設」として7月にオープン。井荻小児童の区民提案からこの施設ができた経緯等はこちらの記事に書きましたのでご参照下さい。
4月、東京女子大学が100周年でさまざまな行事がありました。といっても、開学は角筈(新宿)なので、この場所に来てからはまだ100年経っていません。なお、東京女子大学が井荻村(当時)に移転してきたのは1924年のこと。あと5年後です。ちなみに西荻窪駅の開業が1922年。2022年には「西荻窪誕生100年」となります。

遅野井川親水施設オープン

開閉店ではやはり、2月の喜久屋閉店と12月のカルディ開店が2018年の一番の話題だったのではないでしょうか。通称「西荻のカルディ」と言われていた場所に、カルディコーヒーファームができたのもなかなか驚き。寂しい気持ちもありますが、カルディの便利さも享受しております。

喜久屋の更地

3月には神明通りのスーパーよねやが閉店。その場所が改装され、コミュニティスペース「西荻みなみ」となりました。1月25日には毒蝮三太夫さんがラジオの収録で来ます。ゆるい情報発信拠点として、今後が楽しみな場所です。
ほか、うどんカフェのチルミーカフェ(埼玉の寄居で新店舗準備中)、線路沿いの弾ボール西荻ビール工房、和食居酒屋のたい助ビレッジバンガードダイナーぼんしいく枡盛次郎ラスティマコーレ床屋まきたwoolly woollyLe Midi、奇聞屋が閉店。.mossは埼玉の本庄早稲田に移転することになりました。その一方で地蔵坂のDEEKA、平和通りのクレープ屋さん、とんかつ布袋原価ビストロワイン厨房たかはし、女子大通りのDoodle、アフリカ雑貨のハパハパ、小高商店向かいのHAGAREココプラス(3F)、ゲーム関連グッズのお店METEORパンの田島進藤製パン珈琲高村醁醽(ろくれい)enyaビストロ8カントニクス、北欧家具のDAWNERBREWBOOKSTemariciousなどがオープンしました。


新開店のお店でまず目立つのは南口周辺の焼肉屋さん。原価ビストロもそうだし、マコーレのところも焼肉屋さん(牛繁)だし、つい最近だけどリスドオルミツのところは韓国料理の味家(荻窪から移転)だし。南口のサカエ通りも、蕎麦屋ストリートだと思ってたらいつのまにかジンギスカンストリートにもなってるし。

それから西荻に日本茶ブーム到来? 地蔵坂にオープンした日本茶カフェLe lien(ルリアン)は、早朝から営業している日本茶カフェ。おかゆモーニングが名物。そして井の頭から移転してきたSaténは、超人気の日本茶スタンド。Instagramで「#西荻窪カフェ」のハッシュタグをチェックすると、もうほんとにすごいいきおいで、抹茶ラテなどの写真がアップされています。


そしてタピオカミルクティを扱う店が一気に3軒できたのもびっくりしました。ひとつは南口のツタヤの近く、「新茶/NEW TEA」という台湾スイーツのお店、それから、キャロットの通りの東京女子大よりにできた饅頭(マントウ)屋の吉祥天、そして、旧天徳湯近くのかき氷専門店氷ゆきとなつ。タピオカミルクティ好きはもう全店制覇しましたよね?

新茶/NEW TEAのタピオカミルクティ
新茶/NEW TEAのタピオカミルクティ

 

ピザ屋のことも忘れてはなりません。クリーニング屋さんが薪窯ピザのピッツェリア・ダ・マルコPizzeria da Marcoになり、西荻ビール工房はピッツェリア・メリ・プリンチペッサ Pizzeria MERI PRINCIPESSAへ。すでにあるGINAPizzeria Bar 30+1と、本格ピザ屋さんが一気に増えてます。(Pizzeria da Marcoの紹介記事はこちら

 

あと、洋菓子屋さん。南口旧府道にmimineミミンヌ、北口伏見通りにパティスリーleslinesレリアンがオープン。ミミンヌのソフトクリーム、先日ようやく食べました。開店速度に追いつかない〜

ミミンヌのソフトクリーム
ミミンヌのソフトクリーム

それから、閉店したPOTさんの場所を引き継いだ村田商會さん。まもなく喫茶営業も始まるとのことで、楽しみです。(紹介記事はこちら

レトロ喫茶店家具の村田商會

 

突然の別れもありました。兜守美光さん。毎年5月中旬に「西荻窪ジプシースウィングフェスティバル」を開催し、初夏の西荻になんとも気持ちのいいギターサウンドを響かせてきたカブトさんですが、11月に突然、帰らぬ人となりました。1回目のラバーズフェス出演や、その後、続・西荻案内所内企画「西荻南北歌合戦」に出場していただいたりしました。亡くなる数日前も、ゴローゾテツでやった「トロールの森」のオープニングパーティーの場で普通にお話をしていたりして。「今年は南北歌合戦やらないの?」なんて。シャイで口数は多くない人でしたが、まさに「西荻でなにかやってる仲間」という存在感の人でした。写真は昨年5月のジプシースウィングフェスティバルより、店から店へ、流浪途中のスナップショット。

兜守美光さん

2018年の西荻案内所

 

さて私たちの活動としては、なんといっても『西荻にいたピンクの象』が無事に出版できて安堵しています。6月の西荻茶散歩では一欅庵さんより場所を借りて展示「ピンクの象が佐渡に来た」を行い、また11月にはトロールの森にあわせての出版記念展示「西荻にいたピンクの象展」をすることができました。あらためてみなさんに感謝いたします。

西荻にいたピンクの象

また、10月には西荻の商店会のハロウィン企画「ハロウィンin商友会」のお手伝いをしました。

西荻ハロウィン

 

2019年の西荻情報

さて、ここからは2019年の西荻。小耳に挟んだ情報では、本に関する店が2軒オープンします。本屋が減っているこのご時世に2つも! ビールが飲める本屋BREW BOOKSにも驚きましたけど、まだまだ続きます。ひとつは女子大通り、もうひとつは伏見通り/一番街付近? 近々詳細が見えてくると思いますよ〜。

さて、4月21日には杉並区議会議員選挙があります。各議員の行動や発言・考え方など、議会だよりやSNSなどでも日頃からチェックしておくと参考になるかもしれません。なお、西荻北に地盤を持つ富本卓議員はご家族の都合により今回は出馬を断念されるそうです。

そして、何度か投稿している北銀座通りの道路拡張計画(東京都市計画道路補助線街路第132号線)2019年4月に第1期工区(青梅街道から関根橋くらいまでの区間)の「事業認可」がおりて、用地折衝がはじまる予定。先日も書いたとおり、通り沿いの人がかなり懸念を表明していて、1月30日20時から、遊空間がざびぃにて、「西荻窪の道路拡張を考える会」のミーティングがあります。今後どのような流れになるのでしょうか。

あと、主催者発表によると、毎年7月末に開催されていた「西荻おわら風の舞」は今年から10月に移動し、2019年は10月20日の開催となりました。

西荻案内所としては、年明け早々に西荻窪のポータルサイトをつくるというので現在準備中。まもなく情報公開します。

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記して起きて変わるとはどういうことなのか。変わっちゃうから記録しておけよ、ということなのか、それとも、どんどん発言して世の中変えていこう、ということなのか。さすが、中国4000年の歴史をバックボーンにした十干十二支の言霊、どちらにしたって今年の空気感を摑んでいるような気がします。

というわけで、今年もよろしくお願いします。

追記(ちなみに2018年は、茂り、そして土に返る年でした。いかがでしたか?)

 

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