喫茶POTから、 レトロ喫茶店家具の村田商會 へ(181219)

レトロ喫茶店家具の村田商會

西荻北、J:COMショップとカラオケ館の間を入っていったところにあった喫茶店POT」さん。おとなりのどんぐり舎と珈琲店が二軒並ぶ風景も長年愛されてきましたが、惜しまれつつも8月に閉店となりました。そのあとどうなるんだろう、こじゃれたワインバルに様変わりするとかならまだしも、どこにでもあるチェーンのお店になっちゃったり。とにかく風景がどんどん入れ替わる西荻窪。もちろん地方都市のように閉めっぱなしのままになるシャッター街とは違って、次に入る店があるだけマシといえばそりゃそうなんだけどさ。場所の記憶がせめてなんらかの形で受け継がれてほしいよなあと、自分がなにができるわけでもないのですが、思ってしまうのです。

レトロ喫茶店家具の村田商會

そして、POTさんを引き継ぐ方があらわれました。閉店した喫茶店の家具や食器を、ネットやイベントなどで販売していた村田商會さんが、このPOTを販売実店舗として使うことになったのです。お店は居抜きのまま。現在はあちこちの喫茶店やキャバレーなどで使われてきた、趣のあるソファやテーブルなどがお店の中と外に展示されています。そして2019年1月には、喫茶店としての営業も開始されるとのこと。

村田商會

村田さんはもともとレトロ喫茶店好きで、POTさんにもよく通っていたのだそうです。それで閉店を知り、場所を受け継ぐ決意をしました。

村田商會で取り扱う喫茶店家具は、これからお店を始めたい人が買うわけではありません(もちろん中にはそういう人もいるかも知れませんが)。レトロ喫茶店の家具を、例えばおうちのリビングで使ってみたら、というのが村田さんの提案。たしかに、家では全然はかどらない仕事が、喫茶店でやったら前に進んだりとか、仕事帰りに喫茶店に寄ることで気分の切り替えが’できたりとか、喫茶店には不思議な「魔力」がありますね。村田さんが集めてきた喫茶店家具たちは、ひとつひとつに語られぬ歴史があり、まるで魔術道具のようなアウラを放っています。そんなマジカルな家具が家にあったらと思うと、ちょっとわくわくしますね。ちなみに、西荻の人なら買ってそのまま持って帰ることができます。

POTのコーヒーミル

喫茶店家具や食器のほか、レトロなコーヒーミルも販売してました。業務用のミルなんて、普通は手に入らないからちょっといいな〜。でも置く場所が……。奥の赤いミルはPOTさんで使ってたものなんですって(もともと蓋がないそうで、使用の際は要注意)。

喫茶店の椅子とテーブル

そうそう、村田さんは本を出されています。『喫茶店の椅子とテーブル〜村田商會がつないだこと』(著=村田龍一/実業之日本社刊)。そうか、喫茶店の家具をただ売ってるんではなくって「つないでる」んだ。西荻ってもともと骨董や古道具の街で、捨てられてしまうはずのものをもう一度見直していこうという精神がそもそもある土地柄です。それで私たちもつい、捨てられるはずだった先代のピンクの象をひきとって佐渡に運んだりしたわけなんですけどね。村田商會さん、ここにまたひとつ「西荻らしい」お店が生まれたなあとうれしくなります。村田さんのこの本、買い忘れてた。また行かねば〜(お店で売ってます)。

(181229追記)
村田商會さん、クラウドファンディングをはじめてます。「西荻窪に古き良き純喫茶文化を伝える喫茶店をつくる!」
個人的には、「西荻窪の喫茶飲み歩き権 」が気になるなあ。

 

 

村田商會

西荻北 3-22-17

https://muratashokai.theshop.jp/

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2 Thoughts to “喫茶POTから、 レトロ喫茶店家具の村田商會 へ(181219)”

  1. […] 喫茶POTから、 レトロ喫茶店家具の村田商會 へ(181219) […]

  2. […] 村田商會のクラウドファンディング 、一口購入しました。西荻北にあった老舗喫茶店「pot」の場所を引き継いで、喫茶店家具の販売をはじめた 村田商會 さん。紹介の記事は以前に書きました(こちら)。先日、NHKラジオの放送「マイあさラジオ」で西荻案内所が西荻窪を紹介することになった時にも取材をさせてもらいました。 […]